日本最古の茶園

日本最古の茶園

茶園
Chaen

高山寺は日本ではじめて茶が作られた場所として知られる。栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を明恵につたえ、山内で植え育てたところ、修行の妨げとなる眠りを覚ます効果があるので衆僧にすすめたという。最古の茶園は清滝川の対岸、深瀬(ふかいぜ)三本木にあった。中世以来、栂尾の茶を本茶、それ以外を非茶と呼ぶ。「日本最古之茶園」碑が立つ現在の茶園は、もと高山寺の中心的僧房十無尽院(じゅうむじんいん)があった場所と考えられている。現在も、5月中旬に茶摘みが行われる。

献茶式
Kencyashiki

茶祖明恵上人に新茶を献上する法会。毎年11月8日午前に開山堂で執り行われる。
宇治から茶業組合役員も参列し、明恵上人ならびに茶業界物故者に感謝の祈りをささげる。開山堂内の明恵上人坐像を拝する数少ない機会でもある。

柿蔕茶入
Kakinohetachaire

南宋時代 口径6.2cm 高4.5cm 底径2.8cm

茶祖明恵上人に新茶を献上する法会。毎年11月8日午前に開山堂で執り行われる。
宇治から茶業組合役員も参列し、明恵上人ならびに茶業界物故者に感謝の祈りをささげる。開山堂内の明恵上人坐像を拝する数少ない機会でもある。

茶室「遺香庵」
Ikoan

庭園:京都市指定名勝 昭和時代(昭和6年)

明恵上人700年遠忌に際し、当時の住職土宜覚了は境内の整備に力を尽した。その一環として、昭和6年(1931)に建立されたのが茶室遺香庵である。茶祖明恵上人の茶恩に酬い、その遺香を後世に伝えることを主旨として、高橋箒庵(そうあん)ら全国の茶道家100人の篤志によって完成した。数寄屋大工は3代目木村清兵衛、作庭は小川治兵衛である。庭の最上部に位置する腰掛には香取秀真(ほずま)銘の梵鐘が掛かる。遺香庵庭園は平成7年(1995)に京都市指定名勝とされた。平時は非公開である。

明恵上人 明恵上人 鳥獣人物戯画 鳥獣人物戯画 日本最古の茶園 日本最古の茶園

拝観料・拝観時間

拝観時間

8:30~17:00

石水院 拝観料

一般 :1,000円

小学生:   500円
障がい者・修学旅行生:600円
※秋期別途入山料500円

駐車場

50台
※11月のみ有料

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